エネルギー分散型蛍光X線分析とは、コンクリートにX線を照射して発生した蛍光X線を、直接半導体検出器を用いてエネルギー分析を行う方法です。
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エネルギー分散型蛍光X線分析装置
特徴
- ■ 非破壊に使用し、測定が簡便かつ迅速に行えます。
- ■ 測定時の前処理および準備が容易です。
- ■ 現場にて測定結果が判明できます。
- ■ 広い濃度範囲の定性・定量分析が行えます。
- ■ コンクリート中の塩化物量を高感度で簡易に分析できます。
- ■ コア、ドリル粉のいずれにおいても測定が行えます。
- ■ ドリル粉での測定は5g程度あれば測定が行えます。
- ■ 分析期間が短縮できます。
- ■ 小型、軽量の可搬式なので、オンサイト分析が可能です。
- ■ 100Vの電源で分析が行えます。
従来工法との比較
従来のポータブル型蛍光X線分析装置では、1.0kg/m3以下の塩化物量の検出は不可能でしたが、この装置では0.1kg/m3までの検出感度を達成させることが可能となりました。
また、その他のAl、Si、S、Caなどの元素についても大幅に感度が向上しました。
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測定状況
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解析状況
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コアを用いた測定状況